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士別れて三日、刮目して相待すべし

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送別の言葉としては最適な文句だと思います。
今は出会いの季節ですので、時期的には若干遅いのですが・・・


孫権が、呂蒙と蒋欽に学問を身につけることを勧めた。
将としての器量が育ちつつある二人の聡明さを見込んでのことだ。

以来呂蒙は、熱心に書物に親しみ、学を修めた。
気がつけば、武一辺倒の猛者は智勇兼備の良将に様変わりしていた。

周瑜の後任として呉の対外政策を担うことになった魯粛が、呂蒙を訪れた。
武に頼る呂蒙を内心軽視していた魯粛は、彼の成長を知らない。
対関羽戦線について、具体的な計略を示さない魯粛に対し、
呂蒙は関羽対策の重要性を述べ、五つの策を披瀝する。
その明晰な献策は魯粛の思い込みを改めさせるのに十分であった。

魯粛は、呂蒙の背中を軽く叩いて言った。
「君がそんなに博識だとは知らなかった。
 もう私が知っている、以前の阿蒙ではありませんね。」
魯粛の率直なほめ言葉に、呂蒙はこう返した。
「立派な人物というものは三日も会わなければ、
 (その変化を確かめるために)目をこすって対面するものですよ。」


刮目とは目をこすること。すなわち、よく注意して見るということです。
アスキーアートで表せば、まさにこれです。

( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

人は成長します。
変わりばえのしない人を見ると、哀しくなります。
しかし、「人が変わって」しまっても、哀しいものです。
そう思うと、成長とは何だろうかと考え込んでしまいます。

生物の進化とは、突然変異の積み重ねであるといいます。
たまたま変異した種の中で、そこでの環境に適したものが生存を勝ち得ていくようです。
個体レベルでの順応はするでしょうが、
環境に適応するために変化していくわけではありません。
変化が先、適応するかどうかが後。

人間の成長もそのようなものかもしれません。
成長か後退か分からないけれど、変化することは必要なのでしょう。
士とは、その変化を恐れない者であると考えれば、
刮目する意味が改めてよく分かる気がするのです。
深読みしすぎかもしれません。

孫権の勧めを素直に従った呂蒙は立派だということになります。
そして、呂蒙の成長ぶりを素直に褒め称えた魯粛も立派です。
彼らは変化できる者たちです。

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あれ?蒋欽は?と思った人はお願いします。
彼も学を身につけたようです。

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1件のコメント

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  1. あきお said

    SECRET: 0
    PASS: 4298371a9060dda0a6404be30aa2e518
    たまに見ています。いつも更新感服します。僕も頑張ります。ここのところ寒いので風邪などに気をつけて下さい。また遊びに来ます。